部屋がなんだか散らかって見える、生活感がどうしても出てしまう――そんなお悩みはありませんか?リゾートホテルやモデルルームのような、洗練された“非・日常”空間に憧れても、実際は家族のモノや日用品が溢れてしまって理想のイメージから遠ざかってしまいがちです。
でも、ちょっとしたアイテム選びや収納の工夫で、その悩みは必ず解決できます。実は「見せるもの」と「隠すもの」を見直し、使うアイテムや色・素材にこだわるだけで、驚くほどスッキリとしたおしゃれな空間が実現可能なのです。
このブログでは、どうしても消せない“生活感”に悩むあなたのために、今日から始められる実践的なアイテム選びのポイントや、すぐに試せる具体的テクニックを豊富な事例とともにご紹介します。今度こそ「脱・生活感」のインテリアを叶えましょう!
1. 「生活感」とは何か?その正体を知る
<生活感の定義>
生活感とは、“人がそこに暮らしている”痕跡がにじみ出てしまう状態のこと。具体的には、以下のようなものが空間に溢れていると「生活感」が強くなります。
- 洗濯物や洗濯カゴがそのまま置かれている
- 日用品(ティッシュ、リモコン、薬、ゴミ箱等)が見える場所に点在
- 食器や調理器具、スパイス類が雑然
- 子どものおもちゃや本類が散乱
- ケーブルや充電器がむき出し
つまり「日常のリアル」が見えすぎてしまう状態こそ、生活感の発生源なのです。
2. 脱・生活感インテリアのメリット
- おしゃれなカフェやホテルのような洗練空間を日常に
- 片付けや掃除がしやすくなる
- 来客時も慌てず迎えられる
- 精神的にもリラックスしやすい
- モノを選び抜くことで家全体がすっきり統一感アップ
3. 脱・生活感ための3原則
1) 「出すもの」と「隠すもの」を明確に仕分ける
- 生活に必要不可欠でも視界に入れると生活感を強く感じるものは“隠す”
- 見えても絵になる、インテリアになるものは“出して魅せる”
2) 統一感のあるデザインや色味でまとめる
- カラーは2~3色に絞ると視覚的にすっきり
- 素材感にこだわる(マット、リネン、天然木、淡色など)
3) 「収納アイテム」こそデザインに投資
- 頻繁に使うものこそ、デザイン性の高い収納へ先行投資
4. 脱・生活感アイテム選びの実践ガイド
4.1. リビング編
■ ティッシュケース
生活感の象徴とも言えるティッシュ箱。素材・デザインにこだわるだけで劇的に空間が変わります。
- 【おすすめ素材】木製・本革・陶器
- 【選び方】床や家具の素材とリンクさせる
- 【ポイント】“浮かせる”収納で直置きを避ける
■ リモコンケース
リモコンはまとめて収納することで雑多な印象をシャットアウト。
- 【選び方】ボックスタイプ、ポケット付きクッションなど
- 【ポイント】リビングボードの中に隠す、またはグレード感ある素材を選ぶ
■ ブランケット&バスケット
使い終わったら丸めて籠にIN。素材にもセンスの差が出ます。
- 【素敵なアイデア】ラタン・スチール・布張りバスケット
4.2. キッチン編
■ 調味料入れ
バラバラなブランドのボトルが並ぶと一気に生活感。
- 【おすすめ】同一シリーズのガラス容器・陶器ボトル
- 【ポイント】全て統一する、または扉付き収納にしまう
■ ゴミ箱
一見見えない場所に置きがちですが、存在感大。
- 【選び方】蓋付き、ペダル式、デザイン性高いもの
- 【カラー提案】壁や床に馴染む色を選ぶ
■ 水切りかご
毎日使う必須アイテムながら生活感ごうごう……
- 【解決策】折りたたみ式、ワイヤー製、引き出し内収納型を選ぶ
4.3. 洗面所・バスルーム編
■ ソープディスペンサー
- 【選び方】詰め替え対応、おしゃれな陶器・ガラス・ステンレス素材
- 【統一感提案】家中で1シリーズで揃えることで一気にホテル感
■ タオル
- 【基準】色・質感・サイズを統一
- 【ポイント】“見せる収納”にするならカラーは1色のみ
4.4. 寝室・個室編
■ ベッドリネン
- 【選び方】プレーンで質の良い素材、落ち着いたトーンカラー
- 【季節ごとに】カバー類だけを交換して変化をつける
■ ナイトテーブル
- 【ポイント】引き出し付きで細々アイテムは中へ隠す
- 【飾り方】最小限の花瓶やアートのみを飾る
5. アイテム選びのテクニック
5.1. 「隠す収納」と「見せる収納」
表に出すモノは絞り込み、扉付き収納やバスケットを積極的に活用しましょう。
アイテムの種類 | 隠す収納 | 見せる収納 |
---|---|---|
日用品 | 扉付き収納・ボックス | デザイン重視のケース |
コスメ | 引き出し・小物入れ | トレーでディスプレイ |
書類・小物 | ファイルボックス | 雑誌風に重ねて配置 |
5.2. 「余白」と「アクセント」
- 家具配置に“余白”を設けることで、空間が息づく
- 観葉植物やアート作品でアクセントをつくる
5.3. ケーブル・家電の整理術
- ケーブルボックスで配線隠し
- 小型家電はインテリア性に優れたデザインを選ぶか、しまう収納を
- 充電ステーションをまとめるボックスやスタンドでリビング感を減らす
6. 脱・生活感アイテムおすすめブランド&アイテム
カテゴリー | ブランド例 | 特徴(生活感レス機能) |
---|---|---|
ティッシュケース | ideaco、±0 | ミニマルなデザイン、素材感 |
ゴミ箱 | Brabantia、無印良品 | スタイリッシュな蓋付き、カラバリ |
調味料ボトル | tower、KINTO | 同一規格で並べやすい |
ソープディスペンサー | sarasa design、山崎実業 | シンプル、ラベルレス |
バスケット | IKEA、unico | 素材、サイズ豊富 |
7. ケーススタディ:生活感レスな部屋づくり実例
7.1. ワンルーム一人暮らし
家具を最小限にし、収納付きベッドや壁付け棚に集約。家電は色を統一し、調味料は全て白いボトルに詰め替え。
7.2. 2LDKファミリー
日用品は各部屋ごとにバスケットへ仕分け。脱衣所はタオル・洗剤・小物を同シリーズで揃える。リビングは大型観葉植物で余白とアクセント。
8. よくある脱・生活感インテリアのNG例
- 形も色もバラバラな収納ボックスを使っている
- 衣類やタオルの色に統一感がない
- ティッシュ・リモコン・充電器が机の上に出しっぱなし
- 冷蔵庫・電子レンジ・ケトルなどの家電カラーがバラバラ
9. 継続するためのコツ
- 定期的にモノを見直し「増やさない」意識をキープ
- 新しいモノは必ず既存のアイテムと統一感あるものを選ぶ
- 家族でルール化し、使ったら“元の場所”へ戻す習慣を
10. まとめ
脱・生活感のインテリアは、誰でも今すぐ始められます。コツは「モノの選び方」と「収納の工夫」を軸に、余白を大切にした空間づくりを意識すること。ひと手間加えることで、あこがれのホテルライクな住まいは、現実のものになります。
Q&A ― よくある質問
Q1. どこから手をつけ始めたら良いですか?
生活感の象徴となる「ティッシュ箱」「ゴミ箱」「リモコン」から着手を。デザイン性の高いものへの買い替えや隠す収納への切り替えが即効性あり。
Q2. 家族が多い場合、全員がルールを守れません。
各自専用の収納バスケットや、お気に入りのカラーでまとめるなど“楽しめる仕組み”にするのがポイント。
Q3. 100均でも脱・生活感は実現できますか?
できます。質感の良いシンプルな収納やボトル、ラベルを貼ってカスタマイズしても効果的です。
Q4. 生活感のある家電はどうすれば?
しまう収納の活用、またはミニマルデザインのものへ買い替え、家電カバーをかけることもおすすめ。
Q5. おしゃれだけど使いづらいのが心配です。
“使いやすさ”を優先しながら、小物はシンプルなデザインに切り替える、収納場所は生活導線に合わせることを意識しましょう。
忙しい生活の中でも、センス良く「脱・生活感」のインテリアを叶え、もっと自分らしい空間でリラックスできる毎日を。ぜひ、暮らしの参考にしてみてください。